未曾有の災禍のため、病院や施設への入院・入所に際しご家族様との時間が制限され、最後の時間も満足に一緒に過ごせない患者様や御家族様を拝見し、心を痛めておりました。コロナ禍である事が促進的に作用し、考えていたよりも早期の事業開始となりました。これもひとえに皆様方のご支援の賜物と深謝申し上げます。小生の専門性を活かし神経難病の方に特化した在宅支援診療所を目指していく所存です。
神経難病の患者様の在宅生活を支援するのに在宅診療だけでは成りたない事は明白であり、訪問看護・訪問リハビリテーションが必要であり、「訪問看護ステーション かふう」も併せて立ち上げをさせて頂きました。訪問診療させて頂いている患者様に対して訪問診療と連携した訪問看護やリハビリテーションを提供したいと考えております。お看取りから日常診療まで通院が困難となった神経難病の方の支援に尽力させて頂きます。
今後はより一層 皆様のご要望にお応えできますよう職員員一同 誠心誠意努力してまいる所存ですので何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
在宅療養支援診療所 責任者
宇野 研一郎
往診
「往診」は突発的な病状悪化などの際に患者さんやご家族の求めに応じて医師が自宅や施設を訪問して診療を行うことです。
訪問診療
「訪問診療」は定期的な通院が困難な患者さんに対して継続的かつ計画的に医師が訪問して診療を行うことです。かかりつけ医として普段から定期的に診療をさせていただくことで、いつもの様子や変化の兆候を把握できるため、急な病状変化のときも、患者さんやご家族の希望に沿った対応ができるというメリットがあります。
訪問診療実績
在宅療養支援診療所
当院は在宅療養支援診療所 届出番号(支援診3)第300号の指定を受けております。
通院困難な患者様に24時間対応の訪問診療を行います。
月に1-2回の定期訪問診療と、緊急時の臨時往診を行います。
緊急時は連携病院へ「搬送」をコーディネートします。
延命を希望されない患者様は、状況により「お看取り」も行います。
訪問看護ステーションとの連携
在宅医療において医師の訪問診療だけでは不完全で、看護師・理学療法士・作業療法士の介入は不可欠です。患者様へ最良の在宅医療を提供するために、情報共有を行いやすい環境、迅速な指示を出せる体制が必要になってきます。そのため、同医療法人の訪問看護ステーション かふうの利用を推奨させていただいております。