いいとも会
パーキンソン病の方へおすすめ!お家でできる棒体操で身体を動かしましょう
三重県松阪市の脳神経内科「医療法人胃医巴(いいとも)会 宇野胃腸内科脳神経内科」です。
パーキンソン病と診断され、身体を動かすことに不安を感じていませんか?
「もっと活動的になりたいけれど、何をすればいいか分からない」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、ご自宅で手軽に取り組める「棒体操」をご紹介します。棒体操は、パーキンソン病の症状と向き合いながら、身体機能を維持・向上させるのに役立つ運動です。

棒体操の嬉しい効果!
棒体操には、パーキンソン病の方に特におすすめしたい様々な効果があります。

姿勢の改善と動きのスムーズさUP!
棒を使うことで、肩や体幹の柔軟性が向上し、より良い姿勢を保ちやすくなります。これにより、日常の動作がスムーズになることが期待できます。
筋力維持と転倒予防
特に下半身や体幹の筋力維持に効果的です。バランス感覚も向上するため、転倒予防にもつながります。
認知機能の刺激
指示に従って体を動かすことで、脳のトレーニング効果も期待できます。
呼吸機能のサポート
胸郭が広がりやすくなるため、呼吸がしやすくなる効果も期待できます。
棒体操を始める前に
棒体操は、モップの柄や突っ張り棒など、ご自宅にあるもので代用できます 。
長さは約90~120cm、軽すぎず重すぎない木製やプラスチック製が理想的です 。

自宅でできる棒体操の例
ここでは、いくつか棒体操の具体的な動きをご紹介します。無理のない範囲で、ご自身のペースで取り組みましょう。
肩回りの柔軟体操
この体操は、肩関節の可動域を広げ、姿勢改善や呼吸機能の向上に役立ちます 。

上半身ひねり体操
体幹の柔軟性を高め、バランス改善や便秘予防にも良いとされています 。

前屈体操
背筋の柔軟性を高め、姿勢を保ちやすくし、深い呼吸をサポートします。転倒時の防御反応の練習にもなります 。

側屈体操
体側の筋肉の柔軟性を向上させ、転倒時の側方バランスや体幹の左右の認識力を高めます 。


棒体操で、毎日をより豊かに
これらの棒体操は、脳血管障害の後遺症や神経難病の方にも推奨されている運動です 。継続することで、身体の動かしやすさやバランス感覚の改善、さらには認知機能の維持にも繋がります。
宇野胃腸内科脳神経内科では、脳血管リハビリテーションも行っており、専門の理学療法士が指導を行っています。
ご自身のペースで、ぜひ棒体操を毎日の生活に取り入れてみてください。継続は力なり!できる範囲で続けることが大切です。
医療法人 宇野胃腸内科脳神経内科